第2章では実際にデータを扱い、新しい列を作ったり、条件に合う行を抽出したり、グループ化して集計したりしました。

第3章ではRでグラフを作るを目標にする予定です。

今回はグラフを作る前にそもそも知っておきたいことを紹介します。



ggplot2パッケージ

Rでグラフを作る代表的なパッケージにggplot2というものがあります。

ggplot2はtidyverseパッケージに含まれています。そのため以下のコードでggplot2パッケージも利用可能です。

library(tidyverse)
スクリーンショット 2019-02-26 13.45.36

tidyverseにはグラフ作成のggplot2だけでなく第2章で使ったdplyrパッケージ(%>%, mutate, slice, filter, group_by, summarizeなど)も入っています。

そもそもRにはパッケージを使わなくてもグラフが作れるのですが、ggplot2ではきれいで様々な種類のグラフを作ることができます。「審美的」とも言われるそうです。



Rには初期設定でも基本的なグラフが作れますが、今回はggplot2を使ったグラフで説明します。




RとExcelのグラフは作り方がぜんぜん違う

Excelで「ピボットグラフ」を使ったことなければ、ExcelとRのグラフの作り方はぜんぜん違うものになります。



Excelのグラフの作り方

①事前に作りたいグラフの種類に合わせて表を並べ替える

②表を選択して挿入→グラフ

③軸やタイトル、凡例を調整する


大切なのは事前にグラフを作るのに必要な形にすることで、コピペの嵐に見舞われることがあります。
スクリーンショット 2019-02-25 23.48.20




Rのグラフの作り方

①基本情報を先に指定する
  • x軸はこれです、y軸はこれです
  • この群で色分け(グループ分け)します。
②作りたいグラフを指定する
  • (上記で指定した情報を元に)
  • ◯◯図を作ります(散布図、棒グラフ、箱ひげ図など)
  • そのグラフの細かい指定をします(マーカーの大きさなど)
③軸、タイトル、ラベルの指定をする
  • x軸のタイトルはこれ、y軸のタイトルはこれ
  • 凡例はこれ
  • タイトルはこれ
  • フォントはこれ
④その他
  • グループごとにグラフを並べるなど
大切なのは事前にxとyなど事前情報を指定することです。
スクリーンショット 2019-02-26 7.52.58





Rはグラフを重ね合わせることができる

Rはグラフを作る前にx軸とy軸が何かを指定します。

このメリットの1つにグラフを重ねることができるがあります。

スクリーンショット 2019-02-26 13.27.39

Rでは事前にデータからx軸とy軸を指定しています。そのおかげで、そのx軸,y軸を基準とした棒グラフ+エラーバー+散布図など複数のグラフを重ねることができます。



グラフの拡大・縮小をしてもグラフの形が崩れない

Rのグラフの特徴ですが、グラフを拡大・縮小してもグラフが崩れにくいのが特徴です。

図として保存もできますし、クリップボードにコピーすれば直接Word, Excel, Power Pointへの貼り付けも簡単です。

スクリーンショット 2019-02-26 13.41.19


プログラムさえ作ってしまえば、違うデータでも同じグラフが作れる

Rの大きな特徴としてプログラムを作ってしまえば、データが変わっても同じグラフが作れます。


スクリーンショット 2019-02-26 13.50.39
スクリーンショット 2019-02-26 7.52.17

例えばdata01が今年のデータとして、来年作るdata02で同じグラフを作るとします。

ExcelであればVBAでプログラムでも作らない限り、今年と同じ作業を来年する必要があります。

しかしRであれば上図のdata01をdata02に変えるだけで同じグラフを作ることができます。

しかも列の名前を変えさえしなければ、他の列の追加・削除を行っても影響がありません。

年次報告書などもフォーマットができれば作業効率アップが目指せるかもしれません。


まとめ

今回はRでグラフを作るときのメリットと特徴を紹介しました。

これからの記事ではグラフの特徴や作成について紹介していく予定です。